Q:量が多く、濃い黄色で嫌な臭いがあるとき?
A:膣トリコモナスや子宮頚がん・子宮体がんが進行している可能性も考えられます。たまにあるタンポンの抜き忘れの場合も同様な症状がみられます。
A:膣トリコモナスや子宮頚がん・子宮体がんが進行している可能性も考えられます。たまにあるタンポンの抜き忘れの場合も同様な症状がみられます。
A:膣炎、子宮頚管炎(クラミジア・淋菌感染)、子宮頚管ポリープが考えられます、炎症を起こしていないなら白っぽく普通ですが炎症があると濃い黄色になります。白い豆腐カスのようなおりもので痒みを伴う時は膣カンジダ症を考えます。
・本来はしなやかで弾力性のある動脈壁が硬くなった状態です。初期には症状がなく、進行すると血液の流れが悪くなり動脈の流域に臓器に影響が現れます。
・動脈硬化の危険因子
動脈硬化はいろいろな誘因が加わって発症、進行します。この誘因を危険因子と呼び、危険因子を数多く持っている人ほど、動脈硬化の発症、進行が早まります。
特に高脂血症(脂質異常症)、高血圧症、糖尿病は進行を早めるものとして3大危険因子と呼ばれています。
以上の3大危険因子と高尿酸血症は一般的に「生活習慣病」と」呼ばれています。
改善可能な因子はできるだけ早く発見してじょうずにコントロールしましょう。
*あなたへの一言
女性ホルモンには血中の総コレステロール値を抑える作用があり、女性は閉経まで男性より若い血管を保つことができます。しかし更年期以降、女性ホルモンが不足してくると、コレステロール値が高くなり、動脈硬化を起しやすくなります。積極的に予防・対策を!
*子宮や膣などから出る分泌物を「おりもの」といい、これにより膣はいつも潤った状態に保たれています。おりものには、膣の中の病原菌が侵入するのを防ぐなど、さまざまな役割があります。ふだんはほとんど無色無臭なため気にならないものですが、子宮や膣のトラブルの手がかりにもなる大切なものです。おりものは女性ホルモンと深い関係があり、月経と同じように周期的な変化があります。
*「おりもの」の正常な周期的変化
・月経後:月経後2・3日すると、半透明の粘り気のあるおりものが出はじめ少しずつ量が増えてきます。
・排卵期:おりものの量がいちばん多い時期です。排卵日が近づくにつれ量が増え、次第にサラサラしてきます。排卵が起こると糸を引く透明なおりものに変わります。
・月経前:排卵期をすぎると、しだいに粘り気がなくなって白くにごった状態になり量も徐々に減ってきます。月経直前になると量がすくなくなり、時には薄茶色がかった色になることもあります。においが強いと感じる人もいます。
*「おりもの」の年代による変化
・思春期(10歳代前半
初経をむかえるまではおりものの量はごくわずかです。初経後は本格的に分泌されるようになります。
・成熟期前半(20歳代
からだの成熟に伴い、女性ホルモンの分泌もピークをむかえ、おりものの量もふえます。においはあまり強くないのが特徴です。
・成熟期後半(30歳代)
卵巣機能が更に成熟するので、おりものの量は多めです。からだの新陳代謝が低下するので、においは強くなりがちです。
・40歳代以降
卵巣機能が徐々におとろえてくるにつれ、おりものの量も減ってきます。閉経をむかえると、更に分泌量が低下します。
乳がんも子宮体がんと同様にエストロゲンという女性ホルモンが影響していると考えられています。
乳がんは30歳代後半より急増し40~50歳代に多く発生します。若い女性では子宮頚がんについで多い癌となっています。
<検診>
・検診視触診
目でみて、乳房の形状や皮膚、乳頭の色、異常な乳頭分泌物がないか、また手でふれて「しこり」がないかなどを調べます。
*乳がんは自己チェックで発見が可能な唯一のがんです。自己検診を是非実施してみてください。
・マンモグラフィー(乳房X線検査)
乳房を上下左右から押さえて平らにする専用の器具を使って、X線で乳房の内部の状況を映しだします。しこりになる前の小さながんやがん診断の要因となる微細な石灰化など、視触診ではわからない早期のがんを発見する事ができます。
50歳以上は感度(有用率)が良いが40歳代では感度がやや低くなります。
・超音波検査
乳房に超音波の通をよくするゼリー状の液体を塗り、超音波を乳房にあてて乳房内を画像化して調べます。
マンモグラフィーで感度のやや低い40歳代での有用性が期待されています。
*当院では超音波検査による乳がん健診を実施しております。
更年期は45歳頃より55歳頃までの約10年間(閉経前後の10年間)で子供のひとり立ち、両親との別れ、夫婦間の問題など周りの環境が大きく変わり、又自分自身の健康不安などストレスの多い年齢と考えられ、この環境変化によるストレスと更に卵巣機能の低下による女性ホルモン欠乏によって起こる不定愁訴を更年期障害といいます
*簡略更年期指数
胃癌に次いで2番目に多く女性に発症するのが子宮癌です。自覚症状はなかったけれど検診で発見された、という例も多いので、20代のうちからの定期的な検診(少なくても年に1回)をおすすめします。子宮癌には二種類あり(子宮頚癌と子宮体癌)、一般的な検診では子宮頚癌の検査だけの場合が多いのですが、最近は子宮体癌も増えてきていますので、特に30代以降は子宮体癌検査も行う方がいいでしょう。子宮内の細胞を取って検査をしますが痛みはほとんどありません。また当クリニックでは超音波断層撮影も同時に行い、卵巣等のチェックも行っています。