○骨粗鬆症とは?

骨を形成しているカルシュウムなどの成分が減少して骨の量(骨量)が減り骨の強度や密度が損なわれて、骨折を起こしやすくなった状態です。すでに骨折がおこり、そのための変形や痛みなどの症状が出ている場合もあります。骨粗鬆症は女性と高齢者に多い病気といわれ女性は閉経以降から発生がみられ、50歳代後半になると急激に増加します。男性の場合は50歳以降から徐々に増加し、急増するのは75歳以上です。
骨粗鬆患者は50以上の女性で30~40%と推定され、高齢化の進行とともにますます増加が予想されます。

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今の若い女性は全員が骨粗鬆症予備軍?
骨量は成長とともに増加し20~30歳くらいで最大になり、これを「ピークボーンマス=最大骨」といいます、そしてそれ以降は骨量は加齢とともに減少します。
偏食や間違ったダイエットでピークボンマスを低くすると骨粗鬆症予備軍となります。
若いうちからピークボーンマスを高める意識をもって食事(カルシュウムの多い、バランスのよい食生活)運動(運動による骨への刺激が骨の生成を促進し、骨のカルシウム吸着もよくします)を心がけてください。
*骨量測定装置による検査
 ・デキサ法(DXA):二重エネルギーX線吸収測定法、測定部位は脊椎・腰椎
 ・超音波法:超音波の伝播を用いた測定法、測定部位は踵
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・測定時間は5分程度で放射線を用いないため検診に適している
・DXA法での骨密度と正相関を有している